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変形性関節症の治療法
「関節の3つのタイプ」
こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。
さて、関節はどのように働いているのでしょうか?軟骨は何からできているのでしょうか?軟骨が退行変性していく時、どんなことが起こっているのでしょうか?損傷した軟骨を手術せずに治すことは可能でしょうか?
肩、膝、肘、股関節、指・・・人体には約140もの関節があります。
立つ、歩く、走る、跳ぶ、踊る、座る、押す、引っ張る、握手する、食べる、といった動作は関節があるからこそ可能なのです。
関節の蝶つがいやてことしての機能と、動作に伴う衝撃を吸収する構造によって、人間は器用に動くことができます。
膝のように大きな関節であろうと、足の指の小さな関節であろうと、一つ一つの関節は非常に複雑な構造になっています。
関節がなめらかに動くためには、骨はお互いからある程度の距離がなくてはならないし、逆に離れ過ぎていてもいけない。関節は、骨をこの絶妙な位置に保ちます。
人間の体にある約140の関節はすべて、固定されたもの、わずかに動かせるもの、広い範囲で動かせるもの、この3つに分類できます。
この3種類の組み合わせによって、私たちの体は安定と可動の微妙なバランスを保っているのです。
固定された関節は頭蓋骨のように、ほとんど動かすことのない骨同士をつなぎます。
不動関節と呼ばれるこの種の関節が関節炎になることはありません。
脊椎が骨盤と接する仙腸関節のように、わずかにしか動かない関節は半関節と呼ばれ、この種の関節も、関節炎になることはめったにありません。
変形性関節症の心配があるのは、よく動かす関節です。この種の関節は、可動関節、あるいは滑膜関節と呼ばれ、いくつかの形状があります。
肘や膝は扉のように動く蝶番関節、股関節は前後左右にほぼ360度動く臼状関節です。
他にも、親指の付け根の鞍関節、手根骨の滑走関節などがあります。
広い範囲で動かせる関節には、このように様々な形がありますが、その役割は一つ、なめらかに動かせるように骨と骨の距離を一定に保つことです。
関節の構造は複雑ですが、臼状関節であろうと、蝶番関節であろうと、ほとんど同じ構造になっています。
・関節包 : 関節を包み込むように骨と骨をしっかり固定している丈夫な膜です。
・滑膜 : 関節包の内側の膜で、滑液(軟骨を潤してなめらかにする)を分泌します。
・軟骨 : 骨の先端を覆い、動作によって生じる衝撃を吸収します。関節を動かすとき、骨は軟骨のなめらかな表面を滑るように動きます。
・靭帯 : 骨と骨をつなぎ、安定を保ちます。
・腱 : 骨と筋肉をつなぎ、安定を保ちます。腱があるからこそ、骨を動かすことができるのです。
・筋肉 : 筋肉の収縮によって、骨が動きます。筋肉も衝撃を吸収します。
・粘液嚢 : 液体で満たされた小さな袋で、靭帯や腱を摩擦や消耗から保護します。
<続く>
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