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変形性関節症の治療法
「コンドロイチン硫酸は経時テストを克服」
こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。
さて、薬を評価するときに重要な要素の一つに、長い期間にわたって有効かどうかということがあります。
このことが重要なのは、身体は物質に対する耐性を身に付けられるからでそうなってしまえばその薬はもう効かなくなるからです。
コンドロイチン硫酸は、期間1年、ランダム、二重盲検実験でプラシーボ対照の経時試験を受けました。
ランダムな試験ですから、被験者はコンドロイチン・グループとブラシ−ボ・グループに恣意的にふりわけられました。
二重盲検実験ですから、医師も患者も最後まで誰がどちらを投与されているのか知リませんでした。
試験の最後の時点で、25人のコンドロイチン・グループと22人のプラシーボ・グループの患者が検査、比較されました。
結果はプラシーボ・グループと比較して、コンドロイチン・グループは患部関節の可動性があきらかに向上しており、また関節の腫れ、ぐらつき、関節液貯留の程度が軽かったのです。
25人のコンドロイチン・グループのうち6人に、軟骨組織の状態が改善していることを示す組織表面の平滑化あるいは肥厚が見られました。
プラシーボ・グループにはこのような改善例は見られず、患者の軟骨組織は薄くなり、あるいはより悪化したようでした。
プラシーボ・グループはコンドロイチン・グループより多くのパラセタモールを服用しており、これはコンドロイチンが効果的に痛みを遮断したことを示すものです。
プラシーボ・グループのうち3名の患者については、副作用のために試験を中止せざるを得ませんでしたが、コンドロイチン・グループにはそのような例はありませんでした。
研究者たちは「コンドロイチンは膝部変形性関節症によい臨床効果をもたらす対症候遅効性薬剤である」という結論を出しています。
参考にしてみてください。
<続く>
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