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コンドロイチンの効果はプラシーボ効果を凌ぐ

変形性関節症の治療法
「コンドロイチンの効果はプラシーボ効果を凌ぐ」


こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。

さて、理由はまだよくわかっていませんが、プラシーボ(医学的に無視できる量の「砂糖」の錠剤)が本物の薬のようにはたらくことがあります。

数え切れないほどの研究が、さまざまな軽い病気の患者にプラシーボを「本物の」薬だと言って与えると、30%あるいはそれ以上の患者の症状がやわらぐという事実を偽薬(プラシーボ)効果として報告してきました。

ですから、ある新薬の効果が本物で、プラシーボ効果ではないことを確かめるために、患者も医師も誰が本当の薬を飲んでいるのかが試験が終わるまでわからない二重盲検実験で、新薬とプラシーボを比較することが一般的に必要なのです。

ヨーロッパの研究者たちは、期間3ヵ月、ランダム、二重盲検実験、多施設の127人の膝変形性関節症患者を対象とした試験で、コンドロイチン硫酸の効果とプラシーボ効果を比較しました。

Lequesne指標とVAS(自発的関節痛測定用)の2つのテストで実験開始時と終了時の痛みの程度が計られました。

43人の患者が400mgのコンドロイチン硫酸を1日3回投与され、40人には1200mgを1日1回、44人にはプラシーボが与えられました。

医師も患者も、誰がコンドロイチン硫酸を飲んでいて誰がプラシーボを飲んでいるのか、最終結果が出るまで知りませんでした。

結果は:Lequesne指標とVASテストで、コンドロイチン硫酸を投与されたグループはプラシーボ・グループに比べて、明らかに臨床症状が軽くなっていることが示されました。

興味深いことに、1日1回コンドロイチン硫酸を投与された患者の状態は、1日3回投与されたグループと同程度に良好でした。

参考にしてみてください。

<続く>

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