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変形性関節症の治療法
「コンドロイチンはヒトの膝にも効く」
こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。
さて、コンドロイチン硫酸が人工的に誘発されたプロテオグリカンの減少に効くことが動物実験で確かめられた、というニュースは刺激的です。
しかし、現実に、変形性関節症の痛みに苦しんでいる人々にも有効なのでしょうか?
ハンガリーの国立リウマチ性疾患研究所とゼンメルヴァイス医学学校の科学者たちは、膝部変形性関節症の患者を対象に、コンドロイチン硫酸の有効性を試験しました。
これは、多数対象、多施設間でのランダムニ重盲検実験の研究です。
被験者はテストの始まりと1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後に検査を受けました。
被験者には1日当たり800mgのコンドロイチン硫酸またはプラシーボが与えられ、ごく一般的な鎮痛薬(パラセタモール)が患者の要求に応じて投与されました。
80名の患者がこの二重盲検実験を最後まで行いました。
結果は、6ヵ月の治験が終了した時点で、コンドロイチン硫酸を投与されたグループの患者は、プラシーボ・グループに比べてずっと改善を見せていました。
患者の改善を示すもう一つの事実として、コンドロイチン・グループの患者は治験開始時よりも20メートル歩行が速く歩けたのに、プラシーボ・グループはそうではなかったということがあります。
さらに、コンドロイチン・グループの患者は、プラシーボ・グループよりも少ない鎮痛薬しか必要としなかったのです。
研究者たちは、コンドロイチン硫酸は膝変形性関節症の治療に「遅効性薬剤」として有効であると結論づけています。
参考にしてみてください。
<続く>
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