変形性関節症の治療法
「グルコサミンは自然治癒を助ける」

こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。

さて、グルコサミンはグルコース（体がエネルギー源とする糖分）とグルタミン（アミノ酸の一種）からできています。

ムコ多糖の仲間で、骨、軟骨、皮膚、爪、毛髪などの組織を形成します。

軟骨の主要成分の生産を促すこのグルコサミンは、傷んで擦り減った軟骨の修復にも欠かせない存在です。つまりグルコサミンは、体の自然治癒を助ける働きがあるのです。

軟骨の形成を促す以外にも、グルコサミンは変形性関節症で低下した関節の機能を高め、痛みを和らげる作用があるということが研究の末、明らかになりました。

グルコサミンが体内で生産されたものであろうと、栄養補助食品の形で摂取されたものであろうと、その作用に影響はないようで、そこに存在するということが重要なようです。

グルコサミンは、服用を中止した後も、効果を発揮します。

アメリカでは、グルコサミンの栄養補助食品の購入に処方隻は必要なく、塩化水素系、ヨウ化水素系、アセチル系、硫酸系の４つの形があります。

グルコサミン硫酸が研究に最もよく使わるタイプで、ヨーロッパで売っているグルコサミンも主にこのタイプのものですが、どれも同じ効果があります。

ただし、甲状腺疾患を患っている方は、ヨウ化水素系のものを避けた方が無難です。

＜続く＞

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