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変形性関節症の治療法
「物理的な圧力が軟骨にダメージ」
こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。
さて、コラーゲン、プロテオグリカン、軟骨細胞、水分。これらの4つの成分のバランスが何かの拍子に崩れると、問題が生じます。
一次性変形性関節症の原因はわかっていませんが、二次性変形性関節症は多くが外傷によるものです。
それは、フットボールの試合中にタックルされて腰が故障した、というように突然なものかも知れません。
あるいは、同じ所を繰り返しけがをした、というようにゆっくり起こるものかも知れません。
太っていると、関節にかかる負担が大きくなり過ぎて、軟骨は擦り減ります。歩き方が悪いと、靴の底が斜めに擦り減っていくのと同じように、骨格が歪んでいると、軟骨も擦り減っていきます。
原因はともあれ、外傷によって軟骨はダメージを受けるのです。
傷んだ軟骨の表面は凸凹しており、これが悪化すると、骨にまで貫通する穴が無数にでき、たくさん虫に食われたセーターのようになります。
あるいは、軟骨に亀裂が入ってしまうこともあります。
クッションがなくなると、骨はぶつかり合い、激しい痛みが生じます。
体は、軟骨にできた穴やひびを埋めようと、新しい軟骨を生産します。
ところが、この新しい軟骨は、急場しのぎに急いでつくったため、元の軟骨よりも質的に劣ります。
もしくは、軟骨よりも骨を補強しようと、体は骨成分を過剰に生産してしまい、骨の表面が余計に凸凹になることもあります。
ダメージを受けたのが軟骨であろうと、骨であろうと、厄介な問題であることには間違いありません。
傷んだ軟骨は擦り切れた絨毯のようなもので、過剰発育した骨は石が転がっている床のようなものです。なめらかな表面を失うと、関節のなめらかな動きも失われます。
関節が退化すると、滑膜に炎症が起きやすくなります。滑膜には末端神経が通っており、痛みの受容体がたくさんあります。
炎症が起きると、痛みの信号が次から次へと脳に送られます。
滑膜は、問題を解決しようと、滑液を生産して軟骨を潤そうとしますが、過剰に生産された液体は関節腔に収まりきらなくなり、関節が腫れ上がります。
膝が痛くて腫れている、膝を曲げられない、膝に体重がかけられない。
私たちはこれしか自覚しませんが、関節の内部ではこんなに厄介なことが起こっているのです。
<続く>
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