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変形性関節症の治療法
「関節によって軟骨の質は異なる」
こちらのコラムでは変形性関節症の治療法についてご案内していきたいと思います。
さて、一つの関節内でも、場所によって、表面からの距離によって、軟骨の質が異なります。
プロテオグリカンとは、タンパク質と糖分からできた巨大な分子です。瓶を洗うブラシのような形をしたプロテオグリカンは、コラーゲンの繊維の間を縫うようにして編み込まれており、目の細かい網を軟骨の内部に形成しています。
関節の動きに合わせて軟骨が伸び縮みできるのはプロテオグリカンがあるためです。
プロテオグリカンは水分を吸収する性質があります。スポンジを思い浮かべてください。水の中でスポンジを握ると水分は押し出され、手を放すと水はスポンジに吸い上げられます。
プロテオグリカンがこのような性質を持つため、関節に圧力がかかっていない時、軟骨は水分で満たされ、圧力がかかると水分が押し出されます。
こうして、軟骨は関節の動きに順応し、衝撃に耐えることかできるのです。
コラーゲンやプロテオグリカンに加えて、軟骨基質内には軟骨細胞と呼ばれる特殊な細胞が散りばめられています。軟骨細胞はコラーゲンやプロテオグリカン分子をつくる工場のようなものです。
軟骨内のコラーゲン−プロテオグリカンの量を一定に保つために、足りなくなったら新しく作り、古くなって機能の低下したものは、酵素を放出して分解します。
「健康なプロテオグリカンは緑に茂ったクリスマスツリーのよう。変形性関節症になると、プロテオグリカンは2月の枯れ木のよう。」(ハーバード・ヘルス・レター、1992)
<続く>
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