関節系成分「グルコサミン」を徹底比較!グルコサミン解説コンテンツも満載!
グルコサミンとは、グルコースにアミノ基が付いた、糖の一種です。人間の皮膚や軟骨などにもペプチドグリカン、糖たんぱく質として含まれています。
最近、サプリメントの主成分として、グルコサミンが注目されていますが、これはグルコサミンが軟骨を形成し、磨り減った軟骨を再生する重要な成分であるからです。
加齢と共に、誰もが多かれ少なかれ被るのがひじや膝の関節の痛みですが、その原因の1つが軟骨の磨り減りです。軟骨は関節の中で、骨と骨の間でクッションとなり、曲げたり伸ばしたり、と言った動作が円滑にできるような役割を持っていますが、軟骨が磨り減ってくると、こうした動作に支障が出てくるばかりではなく、痛みが発症することになります。
その軟骨の主成分の1つが上記の通りグルコサミンです。グルコサミンは本来、人間の体内でも生成されますが、加齢などにより新陳代謝が落ちてくると十分な生成ができなくなってきます。そのため、意識的に、積極的に摂取する方が増えているというわけですね。
さてこのグルコサミンの関節痛改善効果の検証データについてはこれまで何度かご紹介してきましたが、今回のデータもその1つですね。菅原整形外科が293名の変形性膝関節症患者に実施したものです。効果検証は、被験者にグルコサミンを毎日1,500mgずつ飲んでもらい、2年に渡って行われました。
■菅原整形外科による、変形性膝関節症患者に対するグルコサミンの効果検証データ
検証は、偽薬を飲むグループ138名とグルコサミンを飲むグループ155名に分けられ、それぞれ89名・35名が脱落したものの、結果としては2年後にそれぞれ49名と120名のサンプルデータが収集できたということです。なかなかの規模ですね。
気になる結果データですが、その1つ目はこのようになっています。
VASスコアとは痛みに関する指標で、高ければ高いほど痛みが大きく、逆に低ければ低いほど痛みが小さいことを意味しますが、偽薬を飲むグループ(NSAID)と比べてグルコサミンを飲むグループは4ヶ月目、8ヶ月目、12ヶ月目、24ヶ月目のいずれも痛みが低減されていることが分かります。
加えて痛みの平均値を算出するためにAUCスコアを利用するとこのように分布したようです。
グルコサミンを飲むグループがそうでないグループと比較して明らかに関節痛が改善されている(値が小さい)ということが分かります。
さらに上記の通り、グルコサミンを摂取したグループの脱落者がそうでないグループと比較して圧倒的に少なく、これはグルコサミンの効果を被験者が実感している何よりの証拠と言えます。
また、グルコサミンを利用した関節痛治療には特に大きな副作用などがないことも、このように長期継続者が多い理由の1つではないでしょうか?
これからグルコサミンを利用しようという方にとっては心強い効果検証データと言えそうですね。
膝の関節痛にお困りの方はグルコサミンを試してみてはいかがでしょうか。
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